PTSDが発症した友人は、あの交通事故から2年近く経つ今でも、PTSDの治療を続けています。
発症当時は、車だけでなく電車などスピードのある乗り物はすべて避けていました。恐らく、景色が流れていく感じが、トラウマを連想させるのだと思います。一時は、会社を休職していたのですが、結局は退社してしまいました。
今は、病院で治療を受けながら(その内容については、辛いのか話してくれません)、社会復帰に向けて、歩いて行ける近所の小さなお店でアルバイトをしています。
PTSDの完治は、トラウマとなった記憶の支配と苦痛から脱し、最低限の日常生活を送れるようになることです。治療は大変難しいですし、一説には、ストレスホルモンによって脳の海馬の萎縮など後遺症を指摘するものもあります。(ただし、この説を見かけたのは、勉強した膨大な資料の中で、たったひとつだけですが…)
2001年に起きた大阪の付属池田症事件の関係者には、いまだにPTSDに悩まされている人もいるそうです。また、阪神・淡路大震災の被災者の方の中にも、震災後10年経っても心療内科の治療を受けなければならないほど心の傷に悩まされ続ける人もいらっしゃいます。
完治の可能性がゼロではない以上、親友には出来るだけ回復に向けて希望を持って欲しいし、実際に、あの事故の束縛から逃れられる日が来ることを、祈っています。また、PTSDの治療がさらに発展すること、政府のPTSD患者への治療支援が充実していくよう、心から望みます。