プロフィールにも書いたように、幼稚園から一緒で、周りの人間に「本当は双子で生まれてくるはずだったんだよ」と言われるくらいの大親友。

そんな私たちに転機が訪れたのは、一昨年の夏休みです。

アメリカ・シアトルに旅行に行っていて、ニューヨークに留学中だった友人を訪ねようと、ふたりでレンタカーで移動していました。そして、高速道路でスピード違反の車に追突され、車内に閉じこめられてしまったのです。

運転していたは親友です。意識を失ったものの、すぐに目が覚めたそうです。その時、彼女が見たのはひしゃげた車体(私がいた助手席側の方が、ひどかったようです)と、血だらけで意識を失っていた私です。声をかけても、まったく反応はなし。ショック状態だったけれど彼女は冷静で、私をゆすったりはせず、ただ声をかけ続けたそうです。

それから、救助隊が来て油圧カッターで車体を切って私たちを助け出し、救急車でERに運ばれて治療を受けていた間…。ニューヨークから別の友人が飛んでくるまで、言葉が思うように通じない国で、彼女はずっとひとりでした。

私は重い脳しんとうを起こし、丸1日以上、意識がありませんでした。目覚めた時には、日本から飛んできた両親がいました。

私の怪我は、左足と左手に数カ所の複雑骨折をしたのと、おでこと太腿の裂傷。全治2ヶ月の大怪我でしたが、彼女は全身に青あざができた程度でほかに外傷はなく、経過観察で1日入院しただけです。

私の後遺症は、手の指を折った時に神経を切ってしまったので、握力はグッと弱くなりましたが、幸い太い神経ではなかったので、動きます。太腿の裂傷は、ちょっと大きな傷が残ってしまいましたが(おでこじゃなくて良かった!)、元々ミニスカートははかないし、時間が経てば薄くなるそうですし、そんなに気にはしていません。

私が目に見える後遺症を受けたのに対し、彼女は、違う形で後遺症を受けたのです。

帰国してから2ヶ月後、親友はPTSDだと診断されました……。



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